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Save The Earth 2005.8.6(sat)~7(sun)@Ibukiyama Ski Area

すすむ気候変動~どこまで進んだら危険なのでしょうか?

私たちがすでに大気中に出してしまった温室効果ガスによって、産業革命以降1.2℃~1.3℃の世界平均気温の上昇は免れません。気候変動に対する政策は世界の平均気温の上昇を2℃未満に抑えることを目的としなければなりません。

平均気温が2℃上昇したらどうなるのでしょうか?

世界中で数千万人が食糧不足に陥り、数億人がマラリアの危険にさらされ、数百万人が洪水の、そして数十億人が水不足に陥る恐れがあります。
最も大きな被害を受けるのは最も貧困で苦しむ途上国です。特に、サハラ砂漠以南のアフリカ、アジア南部、東南アジアの一部、中南米などです。

大規模な氷の融解

また、大規模な氷の融解が起こり、今後、数世紀にわたって海面が数メートル上昇する危険があります。特にグリーンランドの氷が融けた場合、海面は7メートル上昇し、南極大陸西部の氷が融けると5~7メートルの上昇が想定されます。グリーンランドの氷はすでに急速に融解し始めています。南極大陸西部でも氷河の融解が始まったことが確認されており、大規模な氷床の崩壊の前兆である可能性もあります。

大規模な氷の融解による海水位の上昇は、世界のいたる所で多くの人々の生活を脅かします。特に、バングラデシュ、中国南部、ヨーロッパのベルギー、オランダ、ドイツ北西部など、海抜が低い地域が最も危険にさらされる地域です。

平均気温の上昇を2℃以下に抑えることができれば…

サンゴ礁への被害を軽減できます
地球全体の生態系への被害を軽減できます
今後、数世紀にわたる海水位の上昇と上昇の早さを押さえることができます
グリーンランドにある氷床の崩壊の危険性を軽減することができます
南極大陸西部の氷床が崩壊するリスクを軽減することができます

では、どうすればいいのでしょうか?

地球の平均気温の上昇を産業革命前のレベルから2℃未満に抑えることは、技術的にも経済的にも科学的にもまだ可能です。しかし、私たちに多くの時間は残されていません。

温暖化防止のための京都議定書では、1990年時点の排出量と比べて、それより6%削減することになっていますが、これはほんの第一歩で、温暖化をしっかりと抑制するためには、本当は60%以上の削減が必要なのです。

排出量削減を先送りすると、2020年代に深刻な地球規模の危機として降りかかります。アメリカの参加が早急に実現されなくてはなりません。このままアメリカがこれまでと変らない道を進めば、2025年にはその他の工業国が最大限努力しても事態の改善は不可能になります。

●氷河消失
世界各地の氷河消失の情報、写真です
●失われる氷河と気候変動
グリーンピースは2004年1月、地球上の氷河の中で最も速く融解が進んでいるといわれるパタゴニア氷河を陸路と海路から調べるため、現地調査を行いました。氷河後退のすすむ現地の写真などが見られます。アルゼンチンのUpsala氷河での同じ場所での写真(1928年と2004年)は、朝日新聞にもカラーで取り上げられた写真です。

Thin ice project と グリーンランド・ツアー

グリーンピースはこの夏、ブッシュ大統領に一刻も早く米国の地球温暖化対策をすすめてほしいという強い思いから「Thin ice project」を開始しました。これは、これはグリーンピースのサポーターでもある2人のアメリカ人冒険家(ロニー・デュプレ、エリック・ラルセン)が、地球温暖化の影響で氷河の融解がすすむ北極海で、その実態をレポートするため北極海を横断するというプロジェクトです。

5月上旬にシベリアを出発しましたが、出発以降の天候の大半は猛吹雪で、時に強風が海流を南へと押し、彼らが上を歩いている氷を進行方向の逆へと流し、前進しても戻されるという状況がしばしば起こりました。出発から23日後の6月3日、続行困難と判断。2人の足による北極海横断の調査は中止を余儀なくされました。気象状況の悪化は予想をはるかに越えるもので、そこからも気候変動の兆候をうかがい知ることができます。

6月20日、グリーンピースの船、アークテック・サンライズ号によるグリーンランド・ツアーを開始しました。アイスランドからグリーンランドを回り、8月初旬に科学者らと共に北極観測所などを訪問する予定です。ロニーらはこのグリーンランド・ツアーに協力し、調査は8月下旬まで続きます。

詳細な情報、写真、ビデオはこちらから
http://www.projectthinice.org